悩めるガールのお悩みに、VOGUE GIRL公式キャラクターのGIAがズバッと根拠もなく強気にアンサーする「ガールなお悩み相談室」。今回は、友達になかなか心開けないと思い悩むガールに、GIAが友達づきあいの秘訣を伝授！
Q. どんなに仲良のいい友達でも、心の底から信用することができない…わたしってイヤな女？
■GIAからのアドバイス
信用し合える友情は存在するし、掛け替えのないものであることは大前提に、「すべてを信用できるからこそ友達なのだ」という考えを捨ててみたら？ そもそも友達って、無条件に信用しあえるものじゃなくてもいいかもしれない。友達って時としてライバルでもあり、比較の対象でもあるでしょう？ みんな自分の人生に不安や悩みがあるなかで、人と比べながら自分らしさを探ってる。そういう人間関係の中で、信頼や共感だけでなく、嫉妬や裏切りといった感情が出てくるのはある意味自然なことかもしれない。
そもそも、仲良しの友達だからって全てをさらけ出したいし、信じ合いたいって思っちゃうことが、ちょっと図々しい考え方なのかもしれない。もう子どもじゃないんだから、友達とだって適切な距離感をキープしつつうまく付き合っていくのが目指すべきところなんじゃないかな。「距離感」というのは「相手へのリスペクト」と言い換えることもできるかもしれない。その距離感のなかで信頼できないって思う部分があるのなら、そこはノータッチにしておけばいいだけのこと。お金の面で信頼できないって思うなら、金銭の貸し借りはナシの関係をキープする。彼氏を取られちゃいそうって思うなら、彼氏を近づけない（笑）！ でも、そういう部分があるからって友達じゃないって考える必要もない。
とはいえ、せっかく仲良くなった相手を「この子は信用できるか？できないか？」なんて思いながら過ごしてるなんて、とっても疲れる思考回路をしてるわよね。なにもトラブルが起きてないのに信用できないって感じるのは、信用したら裏切られるかもしれない不安と過剰な自衛心。そういう不安に怯えながら生きているのが好きか、もしかしたら結果的に裏切られるかもしれないけれど、人を信じている自分が好きか。生き方の美学として考えてみたらどう？ 「人を信用しない代わりに裏切られない」自分と、「裏切られるかもしれないけど人を信用することができる」自分。どちらを選びたいか考えてみると、おのずと結果が見えてくるはず。
ILLUSTRATION : TAROUT EDITORS：GEN ARAI, AKIKO MIYASHIMA
