カイヤナイトの宝石の意味と効果|他の石との相性・誕生石の意味

カイヤナイトの名前・由来

一般的には、カイヤナイト(カヤナイト)と呼ばれています。カイヤナイトの由来は、ギリシャ語で深い青を意味するkyanos(カイアノス)です。英語名はKyanite 和名は藍晶石(らんしょうせき)です。

日本名も青にまつわる名前です。実はカイヤナイトの名前はまだ新しく、使用されるようになったのは1789年からであり、ヨーロッパでは20世紀の初めまでは、サファイアとして売られていたそうです。それまでは、カイヤナイトと思われる記録が無く昔の人はサファイアとカイアナイトの見分けがついてなかったと思われます。

カイヤナイトの特徴

まずは色です。ギリシャ語・和名から分かるように主に青色の鉱物となっています。その中でも主に色彩の良い青色のものが、宝石やビーズに、透明感のあるものが宝石として加工されます。同じ青色の中でも鮮やかで発色が良く、透明感があるものが高品質とされます。

ムーンストーンと同じ様に白いシラーという光の乱反射による特殊効果も見られます。またカイヤナイトには何本ものラインが見られます。

これは一定の方向に入った結晶が何重にもなった層のように見えているためです。この層に対して縦方向から、横方向からと、どちらから力を与えるかによって硬度が異なるため、この性質から二硬石(ディスシーン)とも呼ばれています。

カイヤナイトの硬さ

鉱物としての硬度は、4.00(ナイフで簡単に傷を付けられる硬さ)から7.00(ガラスや鋼鉄などに傷をつけることができる硬さ)と幅広い硬さになります。なぜこんなに幅広い硬度かというと、特徴のひとつである、二鉱石の為です。結晶の層に対して、垂直に与える衝撃には強く、水平に与える衝撃には弱くなります。

そのため、加工がとても難しい鉱石となります。ここで使っている硬度はモース硬度というもので、対象となる鉱物をあるものでひっかいたときの傷のつきにくさを数値で表したものとなっています。数値は1.00から10.00まであり最高度10.00はもちろんダイアモンドになります。

カイヤナイトの種類

カイヤナイトの色の種類について書いていきたいと思います。カイヤナイトは色の違いがハッキリしていて、透明度が高く澄んでいる物ほど価値は高くなります。最高級品質のカイヤナイトはサファイアにも負けないくらいの美しさがあります。

また、ブルーだけでなく、グリーン・グレー・イエローやピンクなど様々な色のカイヤナイトがありますが、主にブルーやグリーンのタイプが多いようです。グリーンで透明度が高いカイヤナイトも希少で高級なものとなります。

近頃は、パワーストーンのブレスレットなどを身に着けている方が多いため、宝石そのものを購入する方は少ないかもしれません。ですが、購入の際はブルー以外のカイヤナイトも見て、自分好みの色や透明度を選んでみてください。

カイヤナイトの意味

カイヤナイトは持ち主の独立心を高めてくれると言われています。 独立心とは他人に依存しないで、ひとりたちしようとする心です。 会社や学校などで信頼の出来る上司や同僚と出会い、仲を深めていく中でいつの間にか過剰に依存してしまっていたりしますよね。

そういった場合、依存している相手の言動を正しいと思い込みやすくなり、その人の後押しがないと自分の考えに自信が持てなくなってしまいがちです。そんな時にカイヤナイトをみて気持ちを落ち着かせてゆっくりと考えてみてください。

冷静に自分を見返すことが出来て、依存心も和らいでいくと思います。またカイヤナイトは独立心を高め尚且つ自信を高める効果もあり、仕事の成功を願えるお守りになります。

宝石言葉

カイヤナイトの宝石言葉は、安らかな時間・清浄・冷静・明晰(めいせき)・従順感情のバランス・精神の安定・インスピレーション(直感からのひらめき・瞬間的に浮かぶ思いつき)・適応・問題解決・成功・平安など、心身に関係することが多いです。お仕事でなかなか休息を取れない方は、カイヤナイトを身につけ眺めるだけでもその鮮やかな色に少しでも癒されるかもしれません。

値段相場

やはり気になる、お値段相場です。まずは宝石としてのカイヤナイトですが、今回は直輸入価格を提示しているジュエルクライムというサイトを参考に見ていきます。もちろんカラット数でお値段は変わりますが、色でも大きくお値段は変わります。

青色では『カイヤナイト・ルース』『ロイヤルブルーカイヤナイト・ルース』『バイカラーカイヤナイト・ルース』の順でお値段が上がり、その次にエメラルド色に近い『ヒマラヤンモナル・カイヤナイト・ルース』オレンジ色の『オレンジカイヤナイト・ルース』という順に上がっていきます。

今回の参考価格はカイヤナイト・ルース2.01ct 12,000円 オレンジカイヤナイト・ルース1.67ct 54,000円でした。同じ名前のカイヤナイトでも若干の透明度でカラット数が低くても値段が高かったりもしました。

カイヤナイトの効果とは

宝石言葉からも分かるように、思考の整理に優れた石なので、行き詰ったり迷いが生じた時に力を借りてみてください。心身のバランスを整えて直観力、想像力を豊かにしてくれ、意思を強く持つことが出来ます。

強い意思をもつことにより、他人の意見に惑わされず潜在的な能力を開花させることができるようになります。まさに独立心が高まる石です。想像力を養う効果もあるのでインスピレーション(直感からのひらめき・瞬間的に浮かぶ思いつき)に働きかけてくれます。今までの仕事の仕方や自分を見返し仕事で成功させたい時に持つのが一番の石です。

カイヤナイトを使ったオススメのアクセサリー

ここまで、カイヤナイトの紹介をしてきました。次はアクセサリーの紹介をしていきたいと思います。綺麗な石なのでオシャレアイテムとしても使えるオススメ商品を挙げていきます。

ネックレス

こちらはハート型のネックレスでお値段も2,680円とお手ごろです。お値段相応で、透明度の低い紺色に近い色ですが十分にかわいいアクセサリーです。

カイヤナイトが埋め込まれた羽をかたどったネックレスとなっています。男女兼用のため、少しかっこいい感じのファッションにピッタリです。

こちらは、ペンダントトップのみとなってしまいますが、4,946円とお求めやすいお値段です。

ピアス

こちらは珍しいグリーンのカイヤナイトのピアスです。季節は夏場のほうが合いそうですが、どんな服にも合いそうです。青とはまた雰囲気が変わりかわいいですね。
お値段は、4,300円です。

綺麗な2種類の青のカイヤナイトが使われた夏場にピッタリのピアスです。カイヤナイトのみ使用されているので、職場に着けていける方は密かに仕事運を上げましょう。

お値段は10,200円です。

ブレスレットなど

シンプルですが、他の石が少なくカイヤナイトを主張でき、どんな服にも合いそうです。こちらのブレスレットは5,600円です。

カイヤナイトと他の石との相性

ここでは、カイヤナイトと他の石の良い相性3つ挙げていきます。

一カイアナイト×ラブラトライド(自由を象徴する石) この二つを掛け合わせると、他の石よりダントツで仕事運・起業運に良いお守りとなります。また、他の運のサポートもしてくれるので一にしました。

二カイアナイト×ラピスラズリ(天空を象徴する聖なる石) この二つの場合は、恋愛・仕事運にいいそうです。三カイアナイト×シトリン(繁栄・富を象徴する石)この二つの場合、仕事運・金運に良い組み合わせとなります。

ですが、お守りとしての効果はないようなので、厄除けなどに使いたい場合は、他の石も組み合わせるのがいいでしょう。今回は、二つの石での相性を挙げましたがご自身で組み合わせるときは、複数の石を組み合わせていくのもいいと思います。

誕生石としてのカイヤナイト

皆さんは、自分の誕生月日の石をご存知でしょうか。自分の身を守ってくれると言われている誕生石。1月はガーネット、2月はアメシスト、3月はアクアマリンなどご存知の方は多いと思います。

そんな12個の誕生石の中にカイヤナイトは入っていません。実は、誕生月日石というのもあり、カイヤナイトは10月19日の誕生石とされています。牡牛座の守護石となっているようです。10月の誕生石はオパールになりますので、オパールと組み合わせて使うのもよいと思います。

カイヤナイトの偽物と本物の見極め

カイヤナイトの偽物は、石の構成上あまり出回っていません。とくに原石や大きめのタンブル(天然石)ではその傾向が強いです。なぜかと言うと、カイヤナイトは二硬性という構造で縦の硬度と横の硬度が違うため特徴的な模様ができるため、偽物にも同じ模様を作り出すのが難しいためです。

しかし、ビーズなど小さな加工品は二硬性の模様が確認しにくいため偽物を作りやすいです。カイヤナイトに似ている石にはサファイアなどインディゴブルー(インディゴに染められた色)の石が多くあるため、こうした石がカイヤナイトとして流通している場合もあります。

ただし、カイヤナイトはビーズなどにしても繊維質な縦縞が見られるので、よく観察をして偽物かどうか見分けてください。

パワーストーン

ここまでカイヤナイトのことを書いてきました。カイヤナイトをご自身にあった状態で使って頂くために少しだけパワーストーン全体のことを書いていこうと思います。

パワーストーンの形

形には特定のエネルギーがあると言われていて、そのエネルギーの事を形態波動といいます。有名な例えだと、ピラミッドに宿るピラミッドパワーはインスピレーションを高めることで有名です。

パワーストーンの中では、水晶など透明感が強いものが、形の影響を受けるそうです。ハートは生命力・愛を表します。他にも丸玉は究極の安定、勾玉は魔よけ、クロスは肉体と魂の調和を図る形だそうです。これは、パワーストーンに限らず、形そのもののエネルギーとなります。

ブレスレットの石の配置

ブレスレットの製作時に、石の効果はもちろん大切ですが、その次に出来れば石の配置にも気をつけて製作してみてください。たとえば、同じ石を同じ間隔で3つ、4つ、5つと並べてください。

並べた石を線で結ぶと形になります。3つの場合は三角形、4つは正方形、5つは五芒星になりそれぞれ意味を持つブレスレットの完成です。三角形は 精神、感情、肉体の統合・調和を象徴し安定させます。

特に、女性にいい形だそうです。正方形は、ビジネスの安定。こちらは男性にいい形です。五芒星は、女性に良い形だそうで、エネルギー強化をしてくれるそうです。他にも様々な形や、意味があるので自分に必要な形を見つけたら是非、作ってみてください。

パワーストーンの浄化方法

これからパワーストーン(ブレスレット)を持つ人も、すでに持っている人も浄化方法を知っておけば、効果を持続させたまま、長く使っていけると思います。

浄化のタイミングは、1ヶ月に一回、または願い事が叶った後に、パワーストーンに感謝の気持ちを込めながら浄化作業を行います。下記二つは、アクセサリー加工した石への浄化方法です。加工のされていない石にはお水で行う方法もあります。買った石の状況に応じて適切な浄化方法をして、素敵な石を保ってください。

日光浴

一番簡単なのが、日光浴の浄化法です。石を朝10時くらいまでの太陽光に当てるだけです。当てる時間ですが、光が強い場合は10分程度。曇りの日など光が弱い場合は1~3時間程度当てるだけです。ただし、もともと石は暗いところで生まれたもののため、必要最低限の日光浴でとどめてください。特に日に弱い石もあるので、しっかり調べてから浄化作業を行ってください。

ホワイトセージ

浄化法としてメジャーなのが、ホワイトセージの葉を燻し、その煙に石をくぐらせるだけです。これは、どの石にも出来る浄化法ですので少し手間をかけてもいいという方にはオススメの方法です。ただし、ダイアモンドや水晶など透明度が高いものは稀にくもってしまう場合があるそうなので、そこだけ注意して行ってください。

キャリアウーマン必須アイテムに!

さて、ここまでカイヤナイトのことを紹介してきました。カイヤナイトは、見た目がとても綺麗なだけではなく、効果として独立心を高め心身をバランスも整えてくれる石です。さらに仕事運にもとても良い石です。

また、他の石と組み合わせることによって、仕事運を倍にしたり、仕事だけでなく恋愛運などにも良いアイテムを作り出すことは可能です。

すでに形成されたものでも良いと思いますが、せっかくなら、自分でカスタマイズできるお店で好みの石を使って素敵なアクセサリーやアイテムを作ってみてください。もちろん、本物かどうかもしっかり見極めてください。

カイヤナイトが含まれたパワーストーンを身に着けることによって素敵なキャリアウーマンになっていけるかも知れません。

元記事を読む URANARU

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